ここでは、フラメンコの曲種を順に紹介していきます。
フラメンコでどんな曲種があるかについては、こちらでまとめていますのでご確認下さい。
その中から今回は、必須の曲種である”セビジャーナス(Sevillanas)“について紹介いたします。
セビジャーナス(Sevillanas)とは?
セビジャーナスとは、スペインのセビリア周辺地域で発展した民謡や踊りのことです。
セビジャーナスは、沢山の歌があり、その数は今でも増え続けていると言われています。
“セビリアの春祭り”という有名なお祭りがあり、セビジャーナスは、そこでよく見ることができます。
セビジャーナスの歌は非常に多くの地元人によって作られ、その歌詞は、愛や巡礼、地元生活、乙女など様々な内容になっています。
曲は、歌によって様々ですが、一般的に明るい音楽であることが多いです。
セビジャーナスは、祝日・縁日など様々なお祝い事の行事で、老若男女を問わず、しばしば街の多くの家族によって踊られます。
以上のようにセビジャーナスは庶民一般的に広く普及していることから、フラメンコに含めないこともあります。
3拍子系の曲で、1コンパス=6拍となります。
日本でよく踊られる有名なセビジャーナスは、以下になります。
- ビバ・セビージャ
- ミララカラ
- パサラビーダ
日本では、フラメンコを習い始めた踊りの練習生が初めに習う曲でもあります。
従って、ギターとしても初めてのフラメンコ伴奏の曲として弾かれることが多いことから、この曲から始めるのがいいかと思います。
曲の構成
4つの曲で構成されており、その中の曲は、それぞれ3つのパートで出来ています。
セビジャーナスの場合、他の曲種と違って、1〜4番までで、その中にパートが3つあるというのは決まっています。
(*他の曲種では例えばソレアなどであれば、曲の構成は一般的な構成は似通っているのですが細かな部分は踊りてによって様々で微妙に違います。)
ギタリストにとっては、この微妙に違う構成は初心者には難しいため、セビジャーナスは初心者に取り組みやすい曲といえます。
- 1番
- - パート1
- - パート2(パート1と同じメロディ)
- - パート3(サビ)
- 2番
- - パート1
- - パート2(パート1と同じメロディ)
- - パート3(サビ)
- 3番
- - パート1
- - パート2(パート1と同じメロディ)
- - パート3(サビ)
- 4番
- - パート1
- - パート2(パート1と同じメロディ)
- - パート3(サビ)
まとめ
今回は、セビジャーナスでした。まとめると以下のようになります。
・テンポ:曲によって様々
・キー:曲によって様々
・踊りの練習生が初めに習う曲
・初めてのフラメンコ伴奏の曲として弾かれる
いかがでしたでしょうか。
まず、踏み出す第一歩として、セビジャーナスに取り組むのんでもるのもいいと思います。
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